土木事業 施行状況PUBLIC WORKS
補強土壁工(テールアルメ):5.ストリップの敷設
盛土をパネルの背面にあるストリップ取付箇所の高さまで施工し、
敷設面を凹凸が無いように仕上げ、ストリップを敷設します。
基本的には補強盛土とストリップの敷設を繰り返して積上げていきます。
このストリップと盛土材の摩擦抵抗によって、土の移動を拘束し、
安定した垂直盛土を構築できます。テールアルメの特徴です。
補強土壁工(テールアルメ):6.笠コンクリート
基本的にパネルの高さは、標準タイプとハーフタイプの二種類しかないので
天端の高さ調整として笠コンクリートが必要になります。
テールアルメの最上パネルには、笠コンクリートの鉄筋組立用にアンカー筋が背面に出ているので、
そのアンカー筋に鉄筋を固定して組立をします。
型枠組立してコンクリート打設を行い、所定の強度がでるまで養生します。
補強土壁工(テールアルメ):7.完成
笠コンクリートの天端高まで盛土すれば、テールアルメの完成です。
仮橋工 橋台:1.均しコンクリート
橋台の鉄筋組立や型枠組立を行う際に、土の上だと凸凹で施工が困難であり、
また、構造物の位置や高さの目安が分からないため、均しコンクリートを施工しました。
均しコンクリートの上に墨ツボで構造物の位置を印をしたり、高さを明記することで
計画通りに鉄筋・型枠組立をすることができます。
仮橋工 橋台:2.鉄筋組立
コンクリートは、圧縮力には強いが引張力に弱いので、コンクリートの引張強度を超えると、
ひび割れが発生してしまいます。鉄筋はコンクリートが受ける引張力を負担するので、
コンクリートにとって大事な存在です。
鉄筋組立で注意すべき点は、鉄筋の材質、本数、配筋ピッチ、かぶり寸法の確保です。
構造物の品質管理として、これらの注意点が守られているかチェックすることが重要です。